2020年12月22日火曜日

健康教室「エール」~誤嚥性肺炎について~

 12月21日(月) 10時から東吉塚公民館にて、健康教室「エール」をおこないました。今回は、新吉塚病院から、言語聴覚士の酒井佑磨さんと田上玲菜さんをお迎えして「家庭での誤嚥性(ごえんせい)肺炎を防ぐために~安全な食生活と生命を守る~」のテーマでお話していただきました。

食べ物や唾液などが誤って気管に入ったとき、反射的にむせて排出する機能が人間には備わっています。しかし、加齢により、飲み込む機能や気管から異物を排出する機能が衰えてきます。食べ物や唾液などが気管に入ることを誤嚥(ごえん)と言い、その結果生じる肺炎が誤嚥性肺炎です。


誤嚥性肺炎の症状は、・発熱する ・のどがゴロゴロする ・痰がからむような咳
・食事の後にガラガラ声になる などです。

誤嚥性肺炎を予防するには、
・口腔ケア(口内に細菌が繁殖すると唾液の中の菌を吸引してしまい肺炎になる。舌ブラシで軽く舌を磨くことも効果あり) 
・食事の姿勢 
・食事方法(やわらかく作ったものや、一口の量を減らす、とろみをつける など)
・体力の維持と栄養摂取(規則正しい生活を心がける) 
・嚥下機能(筋力)を維持

と、いうことで、舌の筋力をつけるための、お口の体操を教えてもらいました。
・口を大きく開けたり、閉じたりして歯をしっかりかみ合わせる。
・口をすぼめたり、横に引いたりする。
・頬をふくらませたり、すぼめたりする。
・舌をベ―と出す。舌をのどの奥の方へ引く。
・舌で口の両端をなめる。
・舌で鼻の下、あごの先をさわるようにする。
・「パ・ピ・プ・ペ・ポ」・「パ・タ・カ・ラ」をゆっくり、はっきり、くり返しいう。
・お腹を押さえてエヘンと咳ばらいをする などの動きが予防になります。

最近も誤嚥性肺炎での不幸なニュースがありました。みなさんも気を付けて年末年始をお過ごしください。

最後に、足元気体操と東吉塚音頭体操をして、今年のエールを終えました。
参加者は19名でした。お疲れさまでした。
新吉塚病院の酒井さん、田上さん ありがとうございました。

令和3年最初の健康体操「エール」は、1月18日(月)10時からです。
東吉塚公民館でお待ちしております。