8月25日(日)18時30分から、東吉塚校区人権尊重推進協議会 役員・推進委員指導者研修会を「吉塚の歴史について学んでみる」というテーマでおこないました。
人尊協相談役 貞閑さんと、事務局員 吉塚中学校 中田教頭先生が受付をしてくださいました。
副会長 池崎さんがさわやかに開会のあいさつをしました。
進行は、副会長 森さんです。
会長 田村さんのあいさつ
今回の研修会は3部構成になっています。
第1部は、吉塚の歴史を知る会 柴田芳昭さんのおはなしです。
江戸時代、飢饉や高い年貢に農民たちは苦しんでいました。水の利便性に乏しかった吉塚の地域に那珂川の水を引くことを考えた大庄屋 豊田徳作さんのお話です。
豊田徳作さんは、井堰をつくるため、福岡藩の許可が得られず、牢屋に閉じ込められたりもしました。多大にかかった費用は私財をなげうって調達しました。徳作さんたちはたくさんの困難を乗り越えて偉業を成し遂げたのです。
徳作さんたちの偉業は、福岡市政における水道事業に受け継がれています。
みなさん、真剣に聞いていました。
第2部は、オカリナの演奏です。
昨年の役員・指導者研修会に来てくださった山口裕之先生に習っている「オカリナサークルはぴねす」が演奏します。
昨年の研修会の様子はこちら「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」「切手のないおくりもの」「ふるさと」の4曲を披露します。
今回は堅粕団地人権のまちづくり館 岩本館長がギターと歌声で加わってくれました。
前奏と間奏は愛ちゃんのソロで♪ソプラノとアルトのオカリナを持ち替えて演奏します。
「切手のないおくりもの」と「ふるさと」は、配布した歌詞カードを見ながらみんなで歌いました。
第3部は、吉塚地蔵尊世話人会の碇 敏明さん
「戦争と人権」という話題から、お父さんが日露戦争へ兵隊としていってしまったため、きょうだい3人でお父さんの代わりに踏切番をしていた山崎栄さんのお話へ移ります。
踏切の場所は、みなさんも通ったことがあるかもしれません。
身近な場所でおこった悲しい物語をこれまで知りませんでした。
そして「吉塚」の地名の起こりについてお話をしてくださいました。
吉塚の地名の由来は「福岡歴史発見!Fukuoka Memories」というYouTubeチャンネルが詳しくわかりやすく説明してくれています。
博多区吉塚の歴史
長く住んでいても知らないことがまだまだありそうです。
住んでいる地域 吉塚を誇りに思えるお話がたくさん聞けました。
最後に、今回の研修を企画した人尊協 稲永研修部長がお礼の言葉を述べました。
日曜日の夜の時間帯にもかかわらず56名の参加がありました。
ありがとうございました。
人尊協スタッフ、講師のみなさんお疲れさまでした。