2025年6月22日日曜日

「世界の果ての通学路」上映会

 6月18日(水)19時から 家庭教育学級を青少年育成部会委員研修と共催でおこないました。「世界の果ての通学路」というドキュメンタリー映画です。

開会のことば
渡邊館長 はじめのことば

ケニアの兄妹は、野生のゾウやキリンがいるサバンナを通りぬけて通学します。ケニアでは毎年4〜5人の子どもがゾウの襲撃の犠牲になっているとのこと。妹を守りながら片道15キロの道のりを2時間で駆け抜けています。

アルゼンチンの兄妹は、馬に乗って登校します。
馬で登校
妹のお世話と馬のお世話をしながら登校します。馬の蹄に石が挟まったりするハプニングもおこります。

こどもたちの様子

お友だちと3人で登校するモロッコの少女は、普段は寄宿舎にいますが週末は帰宅するので、毎週月曜日は片道22キロを4時間かけて歩きます。お友だちが足を痛めたら元気づけたりマッサージしたりして、なんとかたどり着きます。

インドの3兄弟は、長男が足に障害があるため車いすで登校しています。弟2人は前と後ろについて4キロの道のりを移動します。近道しようとして川にはまったり、車いすの車輪が壊れたり…ハプニングがおこっても3人で協力しながら通っています。

全体の様子
こんなに大変でも、夢のために学校に行きたい!学校で勉強したい!という気持ちが強いことに驚くとともに感動しました。
送り出して見守る家族の愛や、きょうだい愛があふれる映画でした。

閉会のことば
横尾部会長のあいさつ
【感想より】
「世界には、学校に行けない子ども、大変な思いをして長距離通学する子どもがいることは話には聞いて知っていたが、このように映像であらためて見せていただくと、その大変さや当たり前に学校に行ける環境がどれだけ恵まれたものかを実感しました。」
「今まで、こどもが健やかに、楽しく学校に通ってくれるありがたみは考えても、その前の当たり前に学校に通うことができることについては考えたことがありませんでした。 気づかせていただきありがとうございます。」

交通事故やそのほかの危険なことは、どんな通学路にもあります。子どもたちが元気に登校し、無事に帰ってくるように、今後も家庭や地域で見守っていきたいですね。