5月11日(日)10時から、東吉塚会館で校区人権尊重推進協議会の総会がおこなわれました。
続いて、11時からは校区社会福祉協議会の総会がありました。
どちらも滞りなく議事が諮られ、みなさんの承認が得られました。
今年度も、人尊協・社協の取り組み行事にご参加、ご協力お願いします。
お昼休憩をはさみ、13時から人尊協・社協共催でふれあいネットワーク研修をおこないました。
講師として、福岡市手をつなぐ育成会 理事長 下山いわ子さんに「障がい者差別解消について〜知的障がいや発達障がいの疑似体験をとおして〜」についてお話していただきました。
福岡市手をつなぐ育成会保護者会は、知的障がいのある本人とその家族が、安全・安心で幸せに暮らせる共生社会を願って活動しています。「ひとりで悩まないで。なかまがいますよ」と発信しています。
今回、障がい理解の啓発のため、6つの体験プログラムを準備してくれました。
①絵を描いてみよう!では、「りんご」「ちょっと」「ボール」「ちゃんと」を絵に描いてみました。
「りんご」「ボール」は絵に描きやすいですが、それでも人によっていろいろなりんごやボールが描かれます。「ちょっと」や「ちゃんと」は絵にするのは難しいですね。
絵に描きにくい時間や量、あいまいな表現は知的障がいのある方には伝わりにくいそうです。「ちょっと待っててね」や「ちゃんと片づけて」と言われても、どのようにしたらよいかわからず不安を声や態度に出してしまい誤解されることが多いそうです。
他のプログラムは、②脳トレ~とんとんスリスリ〜③三角がいくつあるかな?④数えてみよう!⑤聞いてみよう!⑥感じてみよう!
それぞれの体験から、どのような配慮がありがたいか身をもって感じることができました。
伝え方、声のかけ方などの配慮だけではなく、そっと見守ることも大きな支援になります。
外からは見えにくい(わかりにくい)障がいは、誤解されやすく、人権侵害を受けやすいので周りの人の理解しようとする気持ちが助けになります。
【感想より】「見てわかりづらい障がいは健常者として対応すると傷つけたり怖がらせたりしてしまうかもと思いました。」
「障がいがあるなしにかかわらず、相手を思う気持ちが大切だなぁと思いました。」
「いろんなことを気づかせていただきました。」
福岡市手をつなぐ育成会 下山いわ子さん、ありがとうございました。
ご出席されたみなさん、お疲れさまでした。