2023年7月3日月曜日

電気自動車での給電テストやってみました!

福岡市では 災害による停電時などに、電気自動車からの給電を可能とする給電設備を公民館等に設置しています。東吉塚公民館にも令和3年度に設置されましたが、防災についての研修をした際、参加者に質問されて回答ができませんでした。博多区 防災・安全安心係長 梅津さんより、給電テストをする機会があるとのことで東吉塚公民館で実施してくれることになりました。


給電をおこなうための準備です。ケーブルのケースは公民館で保管しています。
外部給電器と電気自動車(EV庁用車)は役所から持ってこられます。

ケースの中には、このような接続ケーブルが入っています。
電気自動車用接続ケーブルと汎用電気自動車用接続ケーブルとポータブル発電機用接続ケーブルがあります。

外部給電器を使って電気自動車と公民館をつなぎます。

公民館の事務室で非常用電源に切り替えます。

実際は、役所の方がやってくれますがこのように切り替えます。
商用電源のブレーカーをOFFにすると、照明が消えました。
↑この順番で操作します。

非常用電源になった時は、この赤丸のシールが貼ってあるコンセントしか使えません。
事務室に1か所
講堂に1か所
シールが貼ってあるコンセントの位置は、公民館によって異なるようです。

外部給電器を使った場合 200V、6000Wの給電をおこないます。
事務室、講堂、トイレ、廊下の照明とコンセントの一部が使えます。

外部給電器を使わず、自動車のアクセサリーコンセントと施設を接続して給電をおこなう場合は、100V、1500Wが上限となります。
講堂の非常灯、児童等集会室の非常灯、トイレ、廊下の照明とコンセントの一部が使えます。事務室にあるスイッチの主電源が入らないため、講堂の蛍光灯は点きませんでした。

電気自動車での給電ではエレベーター・空調は作動しません。コピー機や暖房便座など電力をたくさん使う機器は使わないようしてくださいとのことです。

電気自動車がフル充電の時、テレビ・スマホ10台の充電・照明・扇風機5台の使用で約3日間給電できる計算になっています。
ただ、災害時は計算通りにいかないと思いますので、節電しながら乗り越えないといけませんね。

給電テストの様子を動画にしました。東吉塚公民館目線の覚書として載せています。
音楽つきです。音量注意!