2018年9月15日土曜日

ふれあいネットワークバス研修


9月9日(日)ふれあいネットワーク研修の一環でバス研修をおこないました。
平成29年7月の九州北部豪雨で被害に遭った朝倉杷木地域を視察研修しました。

8時30分、参加者30名がバス2台に分かれて東吉塚を出発しました。
9時30分に杷木地域生涯学習センターに到着し、
10時より視聴覚室で中嶋玲子さんのお話をうかがいました。
 
 テーマは『災害前と災害後の防災意識の変化。
今後の防災について今から考えておくべき地域とのつながり』
 
中嶋 玲子さんは杷木在住でご自宅が半壊の被害に遭われました。
たくさんの写真と事例を挙げられ、今なにが必要かを身をもって教えてくださいました。
日本は元々災害多発地帯で、今は災害多発時代
どんな災害もないとは言い切れない時代です。
災害を防ぐ「防災」ではなく、
災害時において発生し得る被害を最小化するための取り組みである「減災」が必要。
地域コミュニティの大切さをおっしゃっていました。
 
防災無線や放送は雨の音や雷の音で
内容が聞き取れないそうです。
情報の伝達方法が重要です。
災害が起こる日(曜日)や時間は予測できません。
九州北部豪雨のように平日の昼間に起こった場合、
若い世代は仕事に出かけていて、いない状態になります。
高齢者女性の自立が必要です。
日ごろからいろいろな想定のもと「減災」を考えておかなければならないと思いました。
 
2時間の講演のあとは、中嶋さんとご一緒に昼食。
地元 朝倉市杷木寒水(そうず)の家食屋 満吉 さんのお弁当をいただきました。
 
昼食後は、バスの中から杷木地区を視察しました。
 
 
今年4月に閉校した「松末(ますえ)小学校」に特別に入れていただきました。
 

先ほどの研修で見た写真↓
この松末小学校の中と周りを一周して、見せていただきました。
 
停電になった3時40分で止まったままの時計。
 
7月6日の予定が書かれた黒板。
(7月5日のお昼から雨が降り続きました)
 
 
中嶋さんの「地域がなくなるのが悲しい」との言葉が
印象に残りました。
地域のつながりを大事にされている中嶋さんは、公民館がなくなったので、
半壊した自宅を開放してコミュニティの場とされています。

 
 帰りに寄った道の駅・バサロのひまわり畑。
 
夏の終わりの鮮やかな黄色に
元気がもらえました(^^)

10月14日(日)このバス研修の振り返り・報告のために
ふれあいネットワーク研修をおこないます。
東吉塚会館で10時~12時の予定です。
バス研修に参加できなかった方にも、ぜひご参加いただきたいと思います。